お客さんに学ぶニッチ戦略


お客さんに学ぶニッチ戦略

先日、ある企業へ
商談に行ってきました。

商談室に入ると、

「設立50周年おめでとうございます」

という花がたくさん
置いていました。

ですので、
商談の最初に

「御社は設立50周年
 なんですね!」

と話を持ちかけました。

すると、社長も

「そうなんですよ。
 うちもいろいろ苦労が
 あったけど、なんとか
 ここまでこれました」

と、嬉しそうに
話をしてくれて、
スムーズに距離を
縮めることができました。

商談室に置いてある
賞状やお花などは、
アイスブレイクのネタに
なります。

できる営業マンほど、
いきなりサービスの話は
せず、このような話題から
スタートするものです。

でも、今日伝えたいのは
アイスブレイクの話では
ありません。

その企業のニッチ
戦略についてです。

その企業は
工業用の切断機を
作って販売している
企業なのですが、

取引企業を見せて
もらうと、名だたる
大手企業ばかり!

話を聞くと、
主要な自動車工場には
必ず導入されている機械
だそうで、

その切断機が
止まると、日本の
自動車の生産が
止まるぐらい
重要な機械だそうです。

そこまですごいなら
さぞ儲かっているだろうな

と思ったのですが、
売上を聞くと、

「4億円ほどです」

とのこと。

???

ちょっと少なくない
ですか?

と思ったので、
詳しく聞いて見ると、

「実は市場規模自体が
 そこまで大きくないんです」

「というよりも、今更
 この市場に手を出そうと
 思う企業もいない」

「だから競合もいないし、
 うちとしてはこれくらいの
 売上で丁度いい」

とのこと。

規模こそ大きくないですが、
完全に勝ち組ですよね。

ニッチなところで
トップを取ることは
すごく重要だと誰もが
分かっています。

ですので、多くの人が

ニッチな市場はないか?

と探し回ります。

ですが、そのような
うまい市場はなかなか
見つかりません。

ニッチな市場で
トップを取る秘訣は、
この企業のように、

やり続けること

なのかもしれません。

競合がどんどん
撤退する中で、
自分たちだけは
これをやり続ける。

そのような意志というか
決意みたいなものが、
ニッチでトップを取るためには
大事なんだなと思いました。

世の中では、

すぐにドカンと!
売上が上がる!

という話が多いですが、
やっぱりそう簡単には
行きません。

これは何もビジネス
全体の話だけでなく、
1つ1つの施策も同じです。

・FAXDM
・広告
・事務所だより

どの施策も1度やって
すぐに結果が出ることは
稀です。

そのような魔法は
存在しません。

ですので、
これだ!と決めたことは
ある一定期間はやり続ける
ことが大事です。

もしあなたが、1度やって
うまくいかなったことが
あるなら、一定期間はやり続ける
と決断してやってみてください。
 

ご参考になれば幸いです。

 

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