売り込み臭を出さずに売れた話

2018.11.26


売り込み臭を出さずに売れた話

あなたは、

「学年ビリのギャルが
 1年で偏差値40を上げて
 慶應大学に現役合格した話」

という本をご存知ですか?
 

出版業界では、1万冊売れれば
ヒットと呼ばれるのですが、

この本は、累計発行部数100万部
を超えるほどのヒットをしました。
 

どうしてここまでヒットしたのかは
色々と言われていますが、

私はこのタイトルに
秘密があると思います。
 

コピーライティングを学んでいる
身としてこのタイトルを見ると、
これはかなりうまく書かれています。

本のタイトルもキャッチコピーも
そうですが、一番大事なことは、

パッとみただけで
注目を集められるか

です。
 

ここに全てが
かかっています。

注目の集め方は
色々ありますが、
最も効果的なのが、

ギャップを演出する

ことです。
 

ビリギャルのタイトルは、

学年ビリのギャルが
慶應大学に合格

というものすごい
ギャップを演出しています。

これに興味を持たない人は
いないぐらいのギャップ
ですよね。

このタイトルはこれだけでも
うまいのですが、
今日お伝えしたいのは
ここではありません。
 

最後の

「~話」

という部分です。
 

ここがすごいな~
と思いました。

よく考えると、

「~現役合格した秘密」

とか

「なぜ学年ビリの~
 合格できたのか?」

にすることも
できたと思います。

あえて
「~の話」
とした理由は?

直接聞いたわけでは
ないので、定かでは
ありませんが、

「~の話」

とすることにより、

興味のない人も引き込む
ことができるから

だと思います。
 

もし、「~の秘密」
としていれば、
興味を持つのは、

受験を控えた学生や
その親御さんのみになります。

ですが、「~の話」
とすることにより、

受験を控えていなくても、
小説や物語を好む人にまで
アプローチができます。
 

このような方法を
「エピソード効果」
と呼んでいます。
 

「〇〇さんから
 聞いた話だけど」

とか、

「実はうちの知合いの
 話なんだけど」

という話の始め方は
どうしても引き込まれて
しまいますよね。

で、ですね・・

このやり方って
商談でもすごく
使える手法なんです。

というよりも、
売れている営業マンは
無意識に使っています。

「このサービスって
 すごくいいんですよ!」

とか

「これからは
 〇〇をやっておかないと
 やばいですよ」

という話し方ではなく、

「実は、他の企業さんの
 事例なんですけどね」

と、他社事例から
話を始めるということです。

こうすることにより、
最初に相手を自分の
話に引き込むことが
できます。
 

さらに、その事例に
相手が納得すれば、

「こんな効果を出せたのは
 実は〇〇をやったから
 なんです」

と言うだけで、強い売り込みを
しなくてもあなたのサービスの
提案ができます。
 

私も前職時代、よく売れるように
なったのは、この他社事例を活用
しだしてからでした。
 

商談の際に何から話せば相手が
食いついてくれるのか?

と悩んでいるのであれば、他社事例を
活用してみてはいかがでしょうか?
 

ご参考になれば幸いです。

 

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