コンセンサスフローを活用

コンセンサスフローを活用
研修講師をしている中で、
 よくコンセンサスフローのお話をします。
コンセンサスフローとは、人がどういった
 プロセスで合意をするかというものです。
商談時に参考になります。
学術的ではなく経験則のフローですので、
 ご了承ください。
<コンセンサスフロー>
理解
 ↓
 納得
 ↓
 合意
 例えば、分譲マンションを購入する
 としましょう。
「合意」は、契約書にサインをするです。
 まずは、マンションの立地や間取りや
 価格等を調べます。知らないで、
 サインはしませんよね。
対象の情報を収集して「理解」します。
では、マンションの間取りや価格を
 知ったら、すぐにサインしますか?
 「周りの環境はどうなんだ?」
 「他のマンションでは、
 セキュリティー万全だったが」
など、疑問を持ちます。
 他のマンションも検討していれば、
 比較しますので、尚更色々な
 疑問が出ます。
この疑問が解消されない限り、
 サインしませんよね。
この段階で、「期間限定!とか
 今すぐサインすると特典が付く!」
 みたいな煽りを受けると逆に疑いません?
そして、色々調べたり質問したりします。
疑問が解消されると「納得」します。
後は、「合意」のステップだけなので、
 では、契約書にサインしますか?
たぶん、すぐにはしないでしょう。
今までの「→理解→納得」
 のフローは、比較的論理的に
 情報を判断します。
しかし、合意に向かうところは、
 感情が大いに影響します。
 合意すると「お金を払う」という債務
 が発生します。購入する側も責任を
 持ちます。ある意味プレッシャーも
 かかります。
また、購入活動を通して、色々な情報
 が入ってきます。
そうすると、そもそもの購入目的を
 忘れたり変わったりします。
「購入の基準(目的)が
 曖昧になったり、ズレたりします」
なので、なかなか合意に向かいません。
仮に合意したとしても、
 その後も「認知的不調和」を起こして
 「本当にこのマンションでよかったのか?」
 と思ってしまいます。
これ、商談時の見込み客も同じような
 マインドになっていると思いませんか?
顧問契約や高額商品を扱っている場合
 特に相手は、慎重になります。
一番やっては、いけないのは、「納得」
 していないのに、期限性を出したりして
 「売り込んで」納得させることです。
相手が合意しても、キャンセルになる
 こともあるので、ご注意ください。





























