問題解決は2つの視点が必要~その1
問題解決は2つの視点が必要~その1
本日は、問題解決について
お話をしたいと思います。
また、動画を撮影しましたので、
こちらをご覧ください。
動画が見られない方は下記を
ご覧ください。
――
最近、問題解決の本を
よく読んでいます。
会社員時代にはよく読んでいた
問題解決のフレームワークを
まとめた系の本です。
最近は読んでなかったので、
初心に戻るような気持ちに
なります。
そこで、改めて
問題解決について
考えてみました。
ちなみに、「問題」と「問題解決」
については、ハーバード・サイモン
という人が60年ほど前に
定義づけをしたのが今での
定着しています。
それは、
問題とは、
目標(あるべき姿)と
現状との差異(ギャップ)
問題解決は、
この差異を減少させる道具や
方法を発見し適用する過程
と定義しています。
差異(問題)を
無くすためには、
なぜ目標に現状が
いっていないのか?
根本原因を追求する
必要があります。
そして、根本原因を
潰せば問題解決が
できると言っています。
これが広くビジネスの
世界で定着している
問題解決の考え方です。
私も社会人になってすぐに
これを習いました。
そして、この目標と
現状とギャップの図を
企画書にも載せていました。
改めてこれを考えると、
この問題解決の構図ですが、
自社(自分)に使う場合と
お客さんに使う場合で
全然重要箇所が違います。
自分に使う場合ですが、
例えば、
売上1億の目標に対して、
現状5,000万、ギャップ
5,000万します。
この場合、どうして、
5,000万円足りないのか?
根本原因を考えると
例えば、
新規営業ができていない
作業に追われて営業する
時間がないとか
すぐに出てきます。
ほとんどが、問題の原因
が分かっているケースが
多いです。
なので、自分に対しての
問題解決で大事なのは、
根本原因追及よりも
解決策をどれだけ
知っているかに尽きる
と思っています。
ちなみに、最近では、
この現状と目標の差異を
埋めるのが問題解決
という定義自体を否定
している学者さんもいます。
なぜなら、根本原因を
必ず追求できない場合や、
原因が他の結果だったり
ループしていることが
多々からです。
なので、根本原因追及せずに
解決策だけにフォーカスをして
問題解決をする考え方(解決策思考)
も最近はいくつかあります。
私個人的には、
自社に対してはこの
解決策だけにフォーカス
(色々調べて導入する)
やり方を方が良いと思います。
原因追求は
いったん置いておく
感じです。
一方、あなたが
お客さんに問題解決をする場合は、
2つ重要なことがあります。
1つ目は、
問題に気づかせる
ことです。
あなたはプロなので、
例えば社労士の場合、
就業規則が古いと
やばいということが
分かります。
でも、お客さんは
気づいていない(重要に思ってない)
ことがたくさんあります。
この場合、相手は問題だと
認識していないので、
もちろん、何も提案できません。
そして2つ目が、
仮に問題に相手が気付いた場合、
「その問題を解決するのは
私が一番なんですよ」
ということを相手に納得して
もらうことです。
相手に問題解決を提案する
場合は、この2つ重要だと
いうことを把握していないと
絶対受注できません。
今日は話が長くなりましたので、
次回はもう少し詳しく話を
してみたいと思います。
ご参考になれば、幸いです。