事業拡大マトリクスで注意すること

2019.11.08


事業拡大マトリクスで注意すること

今年、弊社ではけっこう
新しい企画を実施しました。

中小企業向けに営業マン研修
を動画プロモーションで営業して
みたり、

創業融資コンサルタント講座の
プロモーションを実施したりと。

で、実際に新事業やサービスを
展開する上で、よく使われる
フレームワークがあります。

それが、
「アンゾフの事業拡大マトリクス」
です。

縦軸に既存と新規の商品・サービス区分
横軸に既存と新規の市場区分

を作ります。

そうすると、4つの領域ができます。

0.既存サービス・既存市場
1.新規サービス・既存市場
2.既存サービス・新規市場
3.新規サービス・新規市場

事業を拡大する上で、
考えやすく手取り早いのが、

1.新規サービス・既存市場

いわゆる、新サービスを既存顧客や
いつものターゲットに販売することです。

社労士なら、人事評価・賃金コンサル
税理士なら、相続・事業承継コンサル
などです。

すでに、関係性ができている顧客や
攻め慣れているターゲットなので、
比較的成功しやすいです。

しかし、新規サービスがあればですが・・

そして、もう一つの

2.既存サービス・新規市場

いわゆる、既存サービスを
市場・ターゲットを変えて
販売することです。

例えば、
今まで建設業に絞っていたのを
その他業種に広げる。

中小零細に絞っていたのを
大手企業や起業家に広げる。

といった感じです。

新規サービスを作らなくてよいので、
一見すると楽そうに見えます。

しかし、
ほとんどの方が既に着手しているか、
そこまで既存市場と変わらないので、
大した成果が出ません。

そういった場合、こういった考えもあります。

「自身のサービス・ノウハウを同業者に販売」

これは、よく弊社がプロデュース
しております。

ポイントは、誰と組むかで成果が変わって
きます。もし、ご希望の際は弊社をご検討
ください!(笑)
 

そして、一番やっかいなのが、

3.新規サービス・新規市場

これは、まったく自社のノウハウ
が使えないので、成功確率は
低いと言われています。

しかし、難易度は高いですが、
成功すると事業のリスク分散になります。
いわゆる多角化ですね。

例えば、
福祉ビジネスとか、通信販売とか
です。

上記のマトリックスは、有名なので

「知っているわ!」

という方もいると思います。

しかし、
このマトリックスを考える上で
気を付けないといけないことがあります。

それは、どの領域を行くにしても

「売り方も変える」

ということです。

細かく言うと、
マーケティング・セールス活動を
今までとは違うやり方をする。

特に売り方を変えないといけないのが、

1.新規サービス・既存市場

です。

例えば、社労士が労務顧問以外に、
「賃金コンサル」
を新サービスで展開するとします。

その際に、
従来と同じ紹介先や既存顧客
に訪問して説明する。
というセールスをしたとします。

そうすると、どういうことになるか?

まー、ほとんどが
顧問の範囲でやって!
安く叩かれる!
のが目に見えてます。

基本的にコンサルを売る場合には、
セールス前のある程度ブランディングを
意識したマーケティング活動が重要です。

一般的にコンサル会社の多くが
セミナーなどをしているのは、
その為が多いです。

また、商談トークも説明一辺倒
では、営業になってしまいます。

なので、質問を駆使したトークに
する必要があります。

もし、あなたがこれから
「新サービスとして、
 コンサルをする」
ならば、コンサル内容だけでなく
売り方も必ず考えてください!

でないと、
買いたたかれるか、
最悪、まったく売れない

ということになります。
 

ご参考になれば幸いです。

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