優秀な人材の引き留めには給与以外に何が必要?

優秀な人材の引き留めには給与以外に何が必要?
少し古い調査ですが、
ハーバードビジネスレビュー
という雑誌で、
「有能な人材を金銭以外の
報酬でつなぎ留めるには」
という特集が
組まれていました。
これはあなたの
お客さん先でも
非常に興味を持ってくれる
テーマではないでしょうか?
正社員募集賃金が
全国的に上昇している中、
中小企業にとっては、
賃金以外で人を引き留めたり
採用をしたりする必要が
ありますよね?
そんな中、この特集では
人を引き留める
賃金以外の報酬を
3つ紹介しています。
1つは「フレックス勤務」です。
この特集によると、
ベビーブーマー世代の87%、
X世代の79%、
ミレニアル世代の89%が、
柔軟な勤務形態は重要だ
と答えたそうです。
在宅勤務や時差出勤、
時短勤務などの制度を
作っている企業は、
有能な人材を引きつけ、
つなぎ留めておける可能性が高い
ということですね。
そして2つ目は
意外だったのですが、
「休憩を取り入れること」
だそうです。
5~10分、早足で散歩するだけで
その後の生産性が高まることが
わかっているそうです。
ですが、多くの人が
勤務中に休憩するのは
不謹慎だ
と思っていると思います。
まー、ルール的な
問題もありますし。
そういう場合は、
管理職が率先して
手本を見せることが
いいそうです。
例えば、
ミーティングの後に
「10分だけ休憩しましょう」
と言うだけでも生産性が
全然違うそうですよ。
これはあなたの
事務所でも取り入れられる
かもしれませんね。
そして、最後。
個人的には
何よりも大事だな
と思いました。
それが、
「感謝の念を伝える」
ことです。
この特集から引用すると、
====
アンケートに回答した
従業員の35%、CFOの30%が、
達成した成果に対する頻繁な
認知・評価は金銭以外の
最も有効な報酬だとしている。
=====
C F Oという立場の人でさえ、
感謝を言ってもらえることは
報酬以上の価値がある
と思っているのは
驚きですよね。
褒め言葉などが
流行った時期もありました。
やっぱり効果があるって
ことですね。
で、
これら3つは
海外の調査結果になります。
ですので、ちょっと
日本企業には合わない
こともあるかもしれません。
そこで!
私が知っている中で、
日本の中小企業で
人が辞めない、
採用がうまくいくために、
効果的な方法をご紹介します。
それが、
未来の組織図を見せる
という方法です。
これはオートクルーズ経営
コンサルの上村さんから
教えてもらった方法です。
未来の組織図とは、
3年後、5年後の
ビジョン達成時に
どのような組織に
なっている必要があるのか?
というもの。
その組織図を見せて
「あなたには将来、
このポジションになって欲しいから
今はこの仕事をお願いしたい」
と伝えることで、社員は
「期待されている!」
と思うようになり、
より一層、仕事に
励むようになります。
優秀な人が辞めなく
なれば、人を採用する
必要性も少なくなります。
正社員の採用が
難しくなってきている中、
採用しなくても良い
組織を作るか
は大きな課題だと思います。
ご参考になれば幸いです。