秀逸のワード「あれ」の心理

秀逸のワード「あれ」の心理

本日は、「あれ」について
お話をしたいと思います。

また、動画を撮影しましたので、
こちらをご覧ください。

動画が見られない方は下記を
ご覧ください。

――

昨日、18年ぶりに
阪神タイガースが
優勝しましたね～。

昔、新入社員の頃、上司に
営業先では、絶対に
政治と宗教とプロ野球
の話はするな！
と言われていました。

なぜなら、個々の思い入れが
強いので自分と違う場合
揉める可能性があるからです。

ということで、今回は
阪神の●●選手ががすごい！とか
そういう野球の具体的な話
ではなく、今回の現象が
すごいなと思ったことが
ありますので、そのお話をします。

まず、今回の優勝が
盛り上がったのが

「あれ」

というワードですね。
たぶん流行語大賞なりそうな・・

もともとは、確か
岡田監督が言った
こととです。

「あれ」とは
優勝ということです。

「優勝」というと、
選手がプレッシャーに
感じたり、

過去に優勝？というぐらい
成績良かったのが、今年は
優勝？といい始めると
途端に負け続けるということが
阪神にはよくありました。

なので、優勝という
言葉は使わないでおこうと
いう、ある意味ネタのように
扱われてました。

阪神タイガーズを見ていると、
関西の人がみんなで育てている
ような雰囲気があります。

ある意味、ダメな子ほど
愛着があるというか、
愛されるキャラが
確立している球団です。

固定ファンづくりとして
かなり強力です。

たぶんうらやましいと思って
いる他球団いっぱいあると
思います。

で、これに似た現象って、
ビジネスのシーンでも、
よく見かけます。

例えば、社長が

「あの会社営業マンは
　新人の頃から付き合ってて
　俺が育てたようなものだ」

とか、

「あの税理士は開業したて
　から依頼していたんだよ～」

など、ですね。

で、詳しく聞いて見ると
そういう会社や税理士などは
ミスとかあって、むかつく。
とか言っているんですが、
他社変える気がないんですよね。

不思議なくらい可愛がられています。

前職の採用コンサル時代、
どうしてもひっくり返せない
会社が２パターンありました。

一つは、経営理念からヒヤリング
して求める人材像を作るコンサル
集団の顧客。

もう一つが、そう先ほど例の
ように、お客さんが育てた感
を持っている会社です。

一つ目は合理的に顧客を
捕まえてます。

が二つ目は感情的です。

で、中小企業の経営者なら
合理的につながるよるも
感情的につながる方が強い
場合が多いですよね。

なので、感情的な部分で
付き合うことができると、

通常、ミスをすれば
スイッチするのですが、
なぜか変えられません。

何が言いたいか？

この可愛がられるというのは
ある意味、立派な営業戦略
だと思っています。

もちろん、自分のキャラや
事務所の規模によって、
使えたり、使えない戦略です。

ですが、もし使えるなら、
可愛がられる戦略を
うまく使ってみては
いかがでしょうか？

で、可愛がられる
ポイントの１つは自己開示。

自分の弱みやプライベートな
部分を見せることです。

これは昔の接待やゴルフ
などが有効だったのもこの
理由です。

今の時代大手では無理ですが、
中小ならまだ使えます。

令和の時代だからこそ、
あえて社長とこのような
関係構築をするのもアリ
かな、思います。

ま、私はぶっちゃけ
苦手ですが・・・。

でも、あなたが
得意なら、これも
１つの強みになるので
是非ともやってみては
いかがでしょうか？
 

ご参考になれば、幸いです。