脊髄反射すな!


脊髄反射すな!

「脊髄反射すな!」

これ、私が新人の時によく
上司に言われたことです。

どういったシーンで言われた
かと言うと、

「競合の●●サービスが売れている
 らしいから、うちはヤバいらしい」

「今どきの若い子はネット世代
 だから・・・」

「●●は儲かるらしいよ」
 

などの噂話や情報に、
すぐに「本当ですかー」
的な反応した時

です。

続けて上司は、

「落ち着きがない、考えが浅い
 人のように見られるよ。

 実際、国守君何も考えてなく
 その情報受け入れているやろ。

 コンサルになりたいなら、常に
 両面とも考え、どちらが主流か
 考える習慣を持たないとダメよ。」

と、結構キツイことを言われました・・

恥ずかしいことに、この

「常に両面とも考え、
 どちらが主流か考える習慣」

というのは、脳力開発という
研修コンテンツで、朝礼で唱和
していた内容でした。

唱和しても、ちゃんと理解して
いないと、意味がない典型でした・・。

ちなみに脳力開発では、

【片面思考】とは、
自分の見たり聞いたりした
事実(情報等)だけを「真実」
と思い込む。

【両面思考】とは、
反面も「真実」かもしれないと考え、
確かめるという発想。

意識して無理にでも
両面を見る訓練を
行う事が大事。

という教えです。

確かに大事だなー。
と思うのですが・・・

しかし、両面とも考えても
どちらも真実(正解・良い)
で困ることがよくあります。

その際に重要になるのが
「判断基準」です。

例えば、

「助成金」

今まで扱っていなかった場合、
この状況でどうするか?

ビジネスの判断基準の中に
・規模拡大
・顧客満足度
などがあれば、

「助成金を取り扱う」

という判断になるかも
しれません。

今回のコロナ対策の
雇用調整助成金は取り扱う。

という判断をされている
社労士の方多いですよね。

逆に、
・スポットはやらない
・リスク回避
などが判断基準にあると、

「助成金は取り扱わない」

と判断するかもしれません。

同じ情報・事実に対して、
判断基準が違うと真逆の
判断・評価をします。

しかも、どちらも正しい。
 

すごーく、基本的なこと
なので、「分かっとるわ!」

という声が聞こえて
きそうですが・・・
 

しかし、
危機的状況、混乱状態の時に、
得てして人は、

この判断基準が
「自分」ではなく「他人」
の基準で判断したり

ころころと「変わる」

ということが無意識に
起こりがちです。

そうなると、例えば
「やると判断」
したことに対して、

・主体性が無い
・粘り強さがない

といったことが起きます。

そうならないように、
「脊髄反射してないか?」
と自問自答するのが
大事ですね。
 

自戒の念を込めて
今日はお話をしました。
 

ご参考になれば幸いです。

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